KOREA & JAPAN PROJECT 1200

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パンデミック後、国際交流活動に活気を取り戻す国際コラボレーションの足がかりを目指して

 本企画は、日本国内の国際ダンスフェスティバルの一つであり、特に同コンペティション部門は、現在コンテンポラリーダンス界においての登竜門でもある「SAI Dance Festival」を通じて出会った韓国出身の振付家チョン・ジェウと、日本出身の振付家かとうりながコンテンポラリーダンス作品の国際共同制作プロジェクトとして、各国で2週間ずつ滞在して計4週間のリサーチ・クリエーションを行ってデュオ作品を制作し、共同制作作品とそれぞれを繋いだきっかけのソロ作品と合わせて計3本立てで上演します。

企画意図

持続可能な国際交流プロジェクトの基盤を

 単に海外フェスティバルに招待されて公演を披露する形式の交流だけでなく、各国のアーティストが互いに国を行き来して直接対面し作業を進め、その成果を上演することによって、より深く、持続可能な国際交流プロジェクトの基盤を築いていきたいと考えています。

互いの国のダンスシーンの違いをシェアすることでの国際交流

 現地でのクリエーション過程や上演過程などを、コミュニケーションを通しながら各国の振付家が実際にそれぞれ経験することで、互いの国のダンスシーンの違いをシェアすることも目的とし、韓国と日本の地理的条件の良さも活かしながら積極的にダンスを通して国際交流をします。
 そして、各国の振付家は自国のダンスシーンの補強や改善、国際交流活動の推進にこの経験を活かします。

作品を通して長期的な活動を視野に

 プロジェクト終了後には、完成した成果物を修正・補完する時間を設け、より完成度の高い作品に仕上げていきたいと考えています。また、2026年には各国の主要なフェスティバルにこの作品を応募し、プロジェクトを長期的に続けていきたいと考えています。韓国と日本の若手振付家が積極的に交流することで、パンデミック後に萎縮していた国際交流活動に活気を取り戻す契機になると信じています。

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